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「さくらのもり」で考えた。

社会福祉士が、福祉や社会保障についていろいろ考えてみるブログです。

Bくんのことを、かんがえた。

新しい年になって、一週間をすぎてようやく脳細胞が動き始めた、さくらのもり」です。今日はBくんについてかんがえます。

 

Bくんのことは、地域福祉についてかんがえるときの「ネタ」にとっておこうかと思ったのですが、緊急性もある事例ですので今ここでかんがえてみます。もし、県や厚労省の関係の方とかがこれをご覧になっていらっしゃったら、ぜひお知恵をお貸しください。

 

Bくんはある県に住んでいる中学生です。Bくんはある疾病により中途失明してしまいました。Bくんの住む県には盲学校が少なく、Bくんの家の近くまでスクールバスは来てくれません。

 

Bくんが盲学校に通うには、スクールバスが来てくれる駅まで30分ほどかけて通わなくてはなりません。

 

Bくんのおうちは母子家庭です。Bくんを含めて兄弟は4人います。生活保護も受給しています。保護を受けているため自家用車を持つことはできません。母親がスクールバスの来る駅まで送迎することはできません。

 

Bくんのおうちは裕福ではないため、ヘルパーを頼んで送迎をしてもらうこともできません。Bくんの住む自治体では、こうした場合1時間1,000円でヘルパーを派遣してもらうこともできるのですが。

 

Bくんに会って、話をする機会がありました。Bくんは現在スクールバスをだしてくれる特別支援学校に通っています。その支援学校は重複障害をかかえる子どもたちが通う学校です。視覚障害をかかえる子どもたちもたくさん通っているのですが、知的障害があったり、肢体不自由であったりで、Bくんのように視覚障害のみというお子さんはいらっしゃらないようです。

 

盲学校からは、月に一度だけ教員の方がいらっしゃってBくんに指導をしてくれます。でも、Bくんにはそれだけでは足りません。Bくんは白杖の使い方もよくわかりません。点字もわかりません。音声認識などのIT機器の使用も覚えられません。

 

Bくんは中学生です。やがて支援学校の高等部に進むでしょう。でも、18歳になると、Bくんは今の状態で社会に放り出されてしまいます。Bくんのように他の障害がなく、視覚の障害だけの方の中には、弁護士などの専門職に就いていらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。一般就労をはたし、自立自活され家庭を築いている方もいらっしゃいます。

 

このままにしておいて、Bくんはどうなってしまうのか。それが心配です。なんとか早いうちに盲学校に通えるようにしてきちんとした、Bくんに適した教育を受けられるようになってもらいたいのです。そのためにかかる費用は実はわずかです。Bくんが社会参加を果たし、自立して自活することによる社会全体が受ける恩恵に比べれば。

 

というわけで、ぜひお知恵を拝借したく思います。それなりに実行力のある方からのお問合せにはよりくわしい情報もお出しできるものと思います。まあ、そもそも「特別支援学校への就学奨励に関する法律」でなんとかなりそうなんですが。Bくんのところの自治体はなにをやっているんでしょうか。

 

特別支援学校と名がつけば、とりあえずどこでもよくって、一番経費の掛からないところに入れちゃえばいいや。と、思うか、その子どもにとって一番適切な環境を、多少お金がかかっても用意するべきなのか。法の目的からいえば後者なのでしょう。多少お金がかかっても、Bくんなら将来ちゃんと就職してかかったお金の何十倍も税金やらで返してもらえそうな気がします。

 

このケース、あまり進展がなかったら自治体名を公表しちゃおうかなと思ったりして。とにかく、ソーシャルワーカーは、フリーでやってるときついものなのです。