「さくらのもり」で考えた。

社会福祉士が、福祉や社会保障についていろいろ考えてみるブログです。

がんについてかんがえた。

3連休初日の10月8日、RELAY_FOR_LIFEぐんまに行ってきました。リレー・フォー・ライフは、日本対がん協会が主催するチャリティーイベントです。日本各地で50か所ほどで開催されています。

 

イベントは会場のトラックをチームでリレーしながら、24時間歩き続けるというものです。

 

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ぐんま会場の参加者は、昨年6,800人以上だったということで、東京・上野に続く全国2番目の規模です。当日、前橋市内はお祭りで大渋滞でしたが、なんと会場のトラックも大渋滞。

 

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ぐんまならではといえば、こちらの「1・2の3で温泉に入る会」です。さすが温泉県。そしてあの釜飯のおぎのやさんも、地元J2のザスパクサツ群馬もチームを組んで参加していました。

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三連休の初日、いろいろ他のイベントなどもある中で、これだけの方々が参集し、サバイバー(がん患者)の支援を真剣に考えているということはすごいことです。実は群馬県はがんの緩和ケアに積極的な地域で、それは渋川医療センターという医療機関が先進的な取り組みを続けたことが大きな要因なのですが、その地道な努力がこうした大きなイベントで実を結んでいる気がします。

 

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ポーラ化粧品の「美女軍団」も参加していました。会場のテントでハンドマッサージを提供しています。その他、さまざまな団体が思い思いのいろいろな展示やサービス提供・物品販売を行っていました。

 

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リレー・フォー・ライフは、アメリカで始まりました。アメリカでは一周歩くごとにいくら、という募金をする寄付集めのイベントでした。それが日本では(もちろん募金もしますが)がん患者にかかわる医療や福祉、行政やNPO・ボランティアが親交をふかめるイベントになっています。

 

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がん治療は、特に緩和ケアはチームで取り組むケアです。そして医療機関や福祉・行政・NPOなどが一体となって患者を支えていくことが重要です。そのためにもこうしたイベントは意味が大きいと思いました。

 

10月10日は、5年前にこの世を去った洋子さんの61回目の誕生日になるはずの日でした。洋子さんがサバイバーであるうちにこうしたイベントをできたらという思いを抱えて会場を後にしました。(24時間もひとりじゃ歩けない!)