「さくらのもり」で考えた。

社会福祉士が、福祉や社会保障についていろいろ考えてみるブログです。

大阪のことについて考えた

大阪の住民投票についていろいろな論評が出されている。

シルバーデモクラシーと言われるような、いわゆる「老害」については

仕事柄しょっちゅう見聞きしているのでいまさら驚かない。

 

今回の分析で、市バスや地下鉄の無料パスが廃止されてしまうことを危惧した

高齢者が反対にまわったことが大きかった、という論評があった。

介護タクシーをやっていると、この感覚はとてもよくわかる。

 

今の高齢者は、無料とか高齢者割引とかが大好きである。

なぜ高齢者だと割引になるのか?とか、その割引はどうやって実現しているのか?

などとは考えてくれない。

 

うちのタクシーもとても利用が少ない。もう休業も視野に入れている。

料金も県内で一番の安さだし、それなりに快適な移動ができるのだが、

きちんとした料金というのが気に入られていないようである。

 

どうしたら、高齢者にきちんとした対価で快適なサービスを買ってもらえる

ようになるのだろうか。